のどかな郊外の落ち着いた街
神戸らしい景色って、ひとつじゃないんだと思う。垂水区を歩いていると、そう感じる。
垂水駅のまわりには商店街があって、どこか庶民的な空気が流れている。少し歩いて山のほうに行くと、坂道が続く。振り返ると、街の向こうに海が見える。反対に海のほうへ行くと、また違う景色になる。
店先に並んでいるのは、観光向けというより、ここで暮らす人のためのものに見える。同じ街の中なのに、山と海と街が、すぐ隣にある。どこかに偏っているわけじゃなくて、全部がそのまま並んでいる感じがする。中心地みたいな派手さはないけど、その分、少しゆっくり時間が流れている。
神戸のイメージにある“港の風景”も、こういう形で続いているんだと思う。 |