閑静な住宅街と下町風景
同じ御影でも、駅によって空気が少し違う気がする。
御影の阪急の駅のまわりは、小さなお店が集まっていて、ひとつの大きな街というより、小さなまとまりがいくつか重なっている感じがする。少し歩くだけで、雰囲気が変わる。
一方で阪神の駅のほうに行くと、空間の開き方が違う。御影クラッセのあたりは、生活に必要なものがまとまっていて、駅前の機能がぎゅっと集まっている感じがする。そのすぐ近くにあるだんじり広場は、普段は静かな場所だけど、祭りの時になると一気に街の中心になる。いつもは見えないものが、急に表に出てくる場所。
反対側にあるバレンタイン広場は、さらに少し違う空気が流れている。小さなスペースなのに、ここだけ時間の流れが少しゆっくりな感じがして、街の中にぽつんと違う物語が置かれているみたいに見える。
御影って、大きくひとつにまとまっている街というより、いくつかの場所が、それぞれの役割を持ちながら並んでいる感じがする。だからなのか、どこか一部が変わっても、街全体が大きく変わったようには見えない。たぶんこれからも、少しずつ変わっていくと思う。新しい店ができたり、使われ方が変わったりしても、それぞれの場所の役割は、そんなに急にはなくならない気がする。
次に来たときも、少し違って見えると思う。でもきっと、「御影らしさ」はそのまま残っている。
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